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50代後半男性の坐骨神経痛の症例

状態

藤沢駅北口からフィル鍼灸整体院まで徒歩4分なのですがご来院までに休憩をしないと歩けないくらいの臀部から足にかけての痛みとしびれ。

仕事内容

立ち仕事(清掃関係)

経歴・経過

学生時代はラグビーをしていた。
筋肉質で高身長。
年齢とともに筋力低下。
1年くらいの間に5個くらいの治療院に行ったがなかなか治らなかった。

フィル鍼灸整体院の治療内容

まずは全身(主に背部から足の裏まで)のマッサージをします!

坐骨神経痛の多くの原因は足からくるケースがほとんどです。

坐骨神経痛は臀部の奥にある《梨状筋》という筋肉が硬くなることで坐骨神経を圧迫して、しびれ、痛みを誘発します。

梨状筋については後ほどご説明します。

簡単に説明すると《ガニ股》の状態で股関節を使うときに作用します。

この状態が続くと、梨状筋に負担がかかり、筋肉が硬くなります。

梨状筋自体は大きな筋肉ではないため硬くなりやすいです。

全身のマッサージのあとは、鍼治療をします!
ほとんどは電気鍼を使用します。

梨状筋は臀部の奥にあるため、マッサージでは刺激が届きません。

鍼治療をすることで坐骨神経を直接圧迫している梨状筋をほぐすことができます。

ここでポイントなんですが、梨状筋を直接手で触れることは難しいため鍼治療も少し感覚がはいります。

鍼治療がしっかり梨状筋に刺さることで、坐骨神経痛も改善していきます。

梨状筋について

梨状筋(piriformis muscle)は、人体の臀部(おしり)に位置する小さな三角形の筋肉です。この筋肉は大部分が恥骨から仙骨へと走り、坐骨神経と密接な関係があります。以下に、梨状筋についての詳細な説明を示します。

位置と形状:

梨状筋は骨盤の深部に位置し、仙骨と坐骨を結ぶ筋肉です。
三角形の形状をしており、坐骨の先端に近い部分に付着しています。
機能:

梨状筋の主な機能は、大腿骨と坐骨の関節を安定させ、足の外旋(外側に向ける運動)を助けることです。
この筋肉は歩行や走行時に、大腿骨が坐骨に対して外向きに回転するのを助け、バランスを保つのに重要な役割を果たしています。
坐骨神経との関係:

梨状筋は坐骨神経が通る領域と密接に関連しています。
梨状筋が過度に収縮すると、坐骨神経への圧迫が生じ、坐骨神経痛の原因となることがあります。この状態は梨状筋症候群として知られています。
痛みや問題:

梨状筋が過度に緊張したり、炎症を起こすと、臀部や大腿部、腰部に痛みが生じることがあります。
梨状筋の問題は、長時間座りっぱなしや不適切な姿勢が原因となることがあります。
ストレッチとリラックス法:

梨状筋を柔軟に保ち、緊張を和らげるために、定期的なストレッチやリラックス法が推奨されます。これにより、梨状筋症候群の予防や症状の軽減が期待されます。
梨状筋は身体の動作や姿勢の調整に重要な役割を果たしており、その理解は運動や健康管理において役立ちます。

予防・セルフケア

臀部、股関節まわりのストレッチ
太もものストレッチ
が大切です!
ネットで検索していただくとたくさん出てきますのでご参考にしてみてください!

ご来院された方には直接お伝えもできます!

1番大切なのは日常生活、仕事で履く靴です!
歩き方が良くないことにより股関節、臀部に負担がかかり、坐骨神経痛となってくるからです。

フィル鍼灸整体院では、正しい靴選び、本当のサイズ計測、オーダーメイドインソール作成も可能ですのでお気軽にご相談ください!

【ご予約・ご相談はこちら】

まとめ

100%とは言いませんが、坐骨神経痛はほとんど治ります!鍼治療がおすすめです!

坐骨神経痛は再発もしやすいので、再発防止のための靴とインソール。
そして定期的なメンテナンスをおすすめします!